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自分で付加価値を蔑ろにしちゃいけないよね

経理という仕事を20年近くやって来たから、どうしても気にしてしまうことがある。職業病というよりも、性格と言えるんだけど、これが結構やっかいなんやなぁと痛感している。

何かと言うと「相手の懐事情」がリアルにわかってしまうということによる「請求への抵抗」だ。

ボクは、経理で関わっている会社から経理以外の仕事も依頼されることが多い。

サイト制作、パソコン関連、書類作成、動画関連、マーケティングなど、色々依頼をもらえるんだけど、それぞれの単価は特に決めていない。

経理なんかは、親父の税理士事務所である程度決めているから、それに則って請求できるんだけど、それ以外はたいていボクのさじ加減だ。

だから、基本的にボクの「作業量」に合わせて金額を決めていた。

だけど、これは自分の首をしめてるなぁと最近は思うわけ。

どういうことかと言うと、作業量ってのは、あくまでもボクの労力のみを金額に反映したものであって、そこに「ボク」である理由が一切考慮されていない。ボクである必要がないのであれば、よそに頼んでももらったって構わないってことだ。

つまり、ボクに依頼してるってことは、ボク「だから」依頼してくれてるってことだから、ボクに対する価値を付加価値として加味しないと、いつまでも自分で自分の価値を認められないままってことだ。

作業量+付加価値=請求金額ってのが、正しいはずなのに、付加価値を乗せることができていなかった。

そこで、ここ最近は、付加価値も含めて請求しようと意識するようになったんだけど、、、

でも、冒頭のように「相手の懐事情」を知っていると、業績がいいところには、付加価値も込みで請求できるのに、業績がよくないところには「遠慮」をしてしまう。よって、価値を低く見積もってしまう。そして、自分の懐が厳しくなる、、、

こうなると、元も子もないよね。だって、ボクがいてはじめて依頼が成立するのに、ボクが自分で自分の首絞めて、再び逃避行しようもんなら、彼らも困るわけやし。

だから、もうそこまで気にする必要はないってことを確か、過去の記事でも書いたんだけど、やっぱり癖のようなもので、請求しようとすると「う〜ん、高すぎるかな?」とか思ってしまうわけです。

あえてその金額で請求して、高いと判断したらその時に相手がリアクションしてくれるやろうから、その先の付き合いはその後考えれば良い。そう、そこで切れたらそこまでの縁ってことですね。

とりあえず、欲しいと思う金額を請求していこう。

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