ネットでモノを売る時の手順がある。
それは、商品がなんであれ変わりはない。
まず消費者の目に最初に触れるものは、広告だ。
だから、売る時にはまず広告が必要になる。
だけど、僕たちは毎日5000個もの広告を目にしていると言われているから、ほとんどの広告をムシするようにできている。
それは、広告=売り込み=ストレスだからだ。
脳はストレスを嫌うので、当然の反応とも言えるし、広告にいちいち反応してたら、身も財布も持たない。
そして、これが消費者の正しい反応だとしたら、売る側が広告を出し続けているのはなぜだろうか?
さらに、ムシされるはずの広告から売上を出せているのはなぜだろうか?
それはムシできない広告を作っているからに他ならない。
広告は科学と言われるように、たくさんの種類の広告が試され、その中から反応が得られる広告が絞られ、その理由を分析し、次の広告に活かす。
つまり、広告には再現性があるから科学なのだ。
広告を作る人たちは日夜そんな研究をしている。
さて、売上の手順が広告から始まることや、広告のことを少し理解してもらえたところで、最初に書いた「まず消費者の目に最初に触れるもの」についても伝えておきたい。
最初に目に触れるものが広告なのだとしたら、その広告はムシできないものでなければならないとなる。
それは例えば、雑誌のカバーや本の表紙などもそうだし、店頭ポップや幟なんかもそうだろう。
時にはそれが写真だったりもする。
いずれにしても、それらにはムシできない仕組みを取り入れなければならない。
ただし、誰もがムシできないなんてのは不可能だ。
だから、その商品、あなたが売りたいモノを欲しがる人、それがあれば人生が豊かになる人にとってムシできない仕組みだ。
それは時に他の類似品よりも目立つことだけでも良いかも知れないし、もっと凝ったものでなければならないかも知れない。
それは売るものによるけれど、いずれにせよムシできない状態にしてあげること。
売る手順の最初を広告と捉えることができれば、意識すべきはここに尽きる。
つまり、その商品を買う人のことを考える。