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ヒッチハイカー

昨夜、女神ちゃんがたまたま出会ったヒッチハイカーを浜松SAまで送ることになり、一緒に付いて行った。

道中、彼らから聞かれた質問に対して色々と話をしながら、どうも僕は自分ができていないこと、こうありたいと思っていることを彼らを通して、自分自身に言い聞かせようとしているんだなぁと思った。

彼らに対して伝えたことは3つ。それは、お金のこと、人間力のこと、生き方のことだった。

お金のこと

「若い内からしとけばよかったことってありますか?」と聞かれ、僕は答えに悩んだ。

なぜなら、何かをしてたらよかったというのは、悔いがあるってことだ。だけど、日々幸せだと思っている今、悔いてると思うことなんてないなぁと思った。仮に悔いがあったとして、若い僕がそれをしていたら、きっと今とは違う人生を歩んでいるのだから、そんな馬鹿げた話はないと感じたのだ。

で、ひねり出した答えが、お金に対することだった。

若い頃はお金がない。だけど、そんな時からお釣りの一部でも募金するってことを意識してやっていたら、お金に対する意識は大きく変わっていたんじゃないかと思う。

最近でこそ、100円未満のお釣りならそのまま募金箱に入れるってことをやるようになった。

ただ、なぜそれをしているのかも分かっていないから、その答えを知りたいと思ったんだろう。

こういった行動は、意味があって始めるわけではなくて、真似事から始まる。

僕の場合は、女神ちゃんがやってるから僕もやってみようと始めた。

そのお金が何に使われるのかなんてことも知る由もない。

なぜそれをするのかも分からないまま、良いことなんだろうと思うからやっている。

でも、きっと変に貯金するよりかは、幾分かマシな使い方なんだとは思う。

ただ、善意だとも思っていない。誰かを助けようなんて殊勝な心がけでもない。

募金する時、ちょっと恥ずかしいなんて感じている部分もまだあるし。

僕自身、お金に余裕があったこともないし、いつも預金残高は0に近い人生だから、100円未満のお釣りでも僕にとっては大切だと思う。

それでも、募金する。

お金に執着しないこと。きっと、これを感覚として得るためだ。

お金は、理屈じゃなく、感覚として理解しないと回らないんだろう。

誰かに愛を与えるように、お金を手元から手放せるようにならないと、本当の意味は理解できないんだと思う。だから、募金は若い頃からやっておけば、お金に関する感覚が変わってたんじゃないかと思ったのだ。

人間力のこと

何の話の流れだったか、先の質問の流れだったか忘れたけれど、「人に甘えられることも大切だ」という話もした。

僕はよく「もっと他人に甘えろ」と言われていた。

それは、自覚はないんだけれど、僕には人に可愛がられやすい性質があるらしい。だけど、それを僕自身が否定している。

人に甘えてはいけないと思って生きてきたからだ。

だけど、結局それは成せない。

僕自身は、何事も一人でどうこうできる器ではないから、ムリをすればするほど、人に迷惑をかけるし、自分も苦しめるという生き方をしてきた。

自分で自分を否定してきたから、結果が歪んでいくのだ。

だから、人に甘えるということを素直にできるように、若いうちからご厚意には甘えておく。ってことは大切だと思う。

これは、僕にとっては自分の弱さを認めるってことだ。どうも「できる」と勘違いしたくなる。

だけど、できないのだ。

僕は誰かに助けてもらわないと生きていけない。

社会全体も然ることながら、直接的にもだ。

女神ちゃんがいないと生きていけない。このことを素直に認めればいい。

女神ちゃんがいてくれるから、僕は毎日生きる意味を持って行動できている。これは事実なのだから、それを強がってしまうことはもうやめる。

そんな素直さを持った方が、より僕らしく生きられると思う。

人間力ってのは、自分の素質、それは若さも才能も含めて、そういった等身大の自分を受け入れるってことで大きくなるんだろう。

生き方のこと

壮大なテーマだけど、ようは「将来どんなことをしたいのか?」ってことを聞いたときの僕の答えだ。

答えは単純で、「その時に楽しいと思えることをやればいい」ってことだった。

ヒッチハイカーの彼らはまだ20歳と若いから、何がやりたいのかなんて分からないって感じだったけど、それでも、今楽しいと感じていることはあった。

だから、それをやればいい。

別にそれで稼げなくても、その時に楽しいと感じることは何でもやってみればいい。

生きていれば、何かを犠牲にしたり、我慢したり、諦めることはあるけれど、それが自分を殺すことの方が多い。

だから、選択の基準は「楽しめるかどうか?」にした方が良い。

「こんなことしてて良いのか?」と思ったり、「そんなことしてて大丈夫か?」と言われることを気にすると、自分を殺して生きることになる。

それは、他者の価値観で生きることだからだ。

そこに僕はいない。あなたはいない。

今、楽しめるかどうか。

明日には楽しめなくなってもいい。

誰だって、楽しそうにしてる人の方が、魅力を感じるのだから、自分もそうあるべきだ。

暗鬱な表情で頑張るくらいなら、余計なことは何も考えずに楽しめることをしながら気楽に生きる。

僕はそう生きたい。

彼らにそんな思いを伝えながら、僕は自分の生きたい道を自分に示していた。

僕へ

もう一つ大切なことは、口にすることなんだとも思った。

思考<文字<言葉で自分への暗示は強くなると思う。

僕は文字まではできても、言葉にすることを憚っていた。

口にしたことは実現されることが多いからだ。

実現されるってことは、変わるってことだ。

それを無意識が恐れていたんだと思う。

だから、口にしなかった。

これからは、もっと言葉にしていこう。

自分の思いを言葉に乗せて、誰かに伝えよう。

言葉にすれば、脳にも届く。

脳に刻まれれば、それは実現する。

僕は、幸せになりたい。

そして、僕の幸せは女神ちゃんを幸せにすることだ。

女神ちゃんを幸せにするために、僕は自分の思いを言葉としても発信していく。

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