だから、もう期待しない。
期待ってのは、字のごとく「待つ」ことだからだ。
何を待っていたのか、何を期待していたのか。
それはもう終わり。
人生において、正義とは自分が変わることしかない。それだけだ。
どこかで変わったらダメなんじゃないかと思っていた。
これまでの自分のままでいることを期待しているんじゃないかと。
誰が？じゃなくて、誰よりも僕自身がそれを期待していたのだ。
そうじゃないんだな。
今までの僕でいることが、何よりもダメなことだ。
別に、自分を責めることはしないけれど、変わらないのは退化と同じだから、それを期待という言葉で良いことのように思おうとしていたことは、罪だ。
変わる。
誰かのためにを言い訳に、その実、自分のために変われない人生は今終わった。
ここで、僕はまた多くを捨てなければならないが、それも別に大したことではない。
自分の中にあるものばかりだ。
期待に固執していたんだと気付いたのだから、それでいい。
これまでの僕、お疲れ様でした。
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