その決断ができたのは、女神ちゃんから「制限がなければどうしたいんですか?」という質問だった。
その時、ボクは即答できなかったような気がするんだけど、「引っ越す」と決断したことの引き金だったことは確かだ。そして、ここで今一度、改めて考えてみようと思う。
制限というのは、もう何もかもだ。と言っても、ようは時間、お金、人、場所、仕事ってところ。
それらに縛られないのだとしたら、、、
星空のキレイな地域の海の近くの美しい平家で暮らしている。天気が良ければ釣りをしたり、船舶免許を取って、クルーザーでオフショアでも釣りを楽しめる。気が乗ればギターを弾いて、唄も歌う。たまにはそんなに大きくはない車でドライブしながら景色を楽しむ。毎月のように旅行にも行っている。庭にはちょっとした菜園があって、大きなキッチンで料理も楽しんでしている。家電は最新で快適な生活空間。仕事はデジタルコンテンツの作成及び販売と総稼働時間週3時間ほどのリモートメイン、対面は会いに来てもらうことが前提で、少数のクライアントだけで成り立っている。電話もかかってくることはないし、日常にノイズはない。波の音と鳥の囀りと風に揺れる木々のざわめき。そして、ボクの隣には女神ちゃんがいる。
今のボクが望むこと、望む暮らしってのは、この程度のことだ。
ボクには本当に望む姿、望む暮らし、夢というものがなかった。不思議とイメージすることも出来なかった。
でも、先ほどあげたような生活をボクは過ごすようだ。
夢がある人生ってのは、ステキやなぁと思う。これまで描けなかったのも、もしかしたら自己肯定感の全否定があったからかも知れない。
だけど、その否定に気付けて、夢を持っても良いんだと思たのだろう。そんな当たり前のことができるようになって、幸せを感じている。
近い将来目の前に広がる世界を今からしっかりと描いておこう。
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