天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
高御産巣日神(たかきむすひのかみ)
神御産巣日神(かみむすひのかみ)
宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)
天之常立神(あめのとこたちのかみ)
この五柱を別天津神(ことあまつかみ)と呼ぶ。
でも、別天津神(ことあまつかみ)たちは、現れてからすぐに姿を隠した。
それぞれの神に男女の区別もなく、単独の神らしい。
ほとんど出てこないがために、彼ら(?)が一体なんの神なのかは想像いおまかせするといった感じらしい。
ちなみに、古事記ではこの後、高御産巣日神(たかきむすひのかみ)と神御産巣日神(かみむすひのかみ)はちょい役で出てくるらしいけれど、最初に出現した神っぽい立ち位置とは思えないような役回りで出てくるらしいので、そこは今後のお楽しみだ。
また、この頃は国土が固まってなかったらしく、水に浮かぶ脂のようで、クラゲのように漂っていたって話だけど、この辺りはどういう状態なんだろう。土の塊が浮かんでたんだろうか?でも脂のようってことは、泥?
いずれにしても、それらが海を漂うってのは想像できないので、当時の人たちの創造では土地の始まりってのはこんな感じだったのかも知れない。
この後、国之常立神(くにのとこたちのかみ)、豊雲野神(とよくものかみ)も出現したけど、彼らもすぐに姿を隠した。
その次からは、それぞれ男神女神として現れた。
まず、宇比地邇神(うひぢにのかみ)・須比智邇神(すひぢにのかみ)。
次に、角杙神(つぬぐいのかみ)・活杙神(いくぐいのかみ)。
次に、意富斗能地神(おおとのぢのかみ)・大斗乃弁神(おおとのべのかみ)。
次に、淤母陀琉神(おもだるのかみ)・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)。
そして、最後が伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)。
国之常立神(くにのとこたちのかみ)から数えて、彼らを神世七代(かみよななよ)と呼ぶ。
と、ここまでが天地開闢。
この後、伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)が国産みをしていくのに、こんなにたくさんの神を書いたのは何かしら意図があるんだろうけど、そこまで詳しくは調べないことにする。
ただ、大和言葉には一語一語に意味があるって話なので、そこから紐解けば、名前の由来から存在理由が分かるんだろうとは思う。
だとしても、漢字を当ててるのは、読みやすくするためなのか何なのか。学者ではない僕には知る由もないが、まぁ、文化的な背景とか色々あるんでしょう。
それにしても、冒頭の話は物語の掴みではあるけれど、天地開闢に関しては、登場人物たちが伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)を除いて、この後あまり描かれない上に、名前も覚えづらいもんだから、「この神たちは一体なんなのだろうか?」って疑問だけ残して、この先を読みすすめる分だけ忘れされれていくんやろなぁ。
さてさて、ここからは聞いたことのある話も多いので、僕なりの解釈も踏まえながら、読み進められれたら良いなぁと思いながら、明日以降も気が向いたら古事記を読むことにする。
]]>