つまり、その時の自分の感情を分かって欲しい、その時の自分の立場を理解して欲しい、そして、同じように感じて欲しいというエゴから来ていると考えられる。
なぜこのようなエゴが生まれるんだろう?
古い付き合いの人で、共通の言語から出る話なら分からなくもない。例えば、同じ人物を知っていて、「実はあいつさ〜」とかだ。
でも、相手が知らない場合はどうだろう?
「こんな人がいてね、、、」って場合には、勝手が違うだろう。
このような場合、相手にその話をして共感を得たいというのは、何のためだろうか?
笑える話ならまだ理解もできるけど、そうでない話をする理由はなんだ?
こんなことを考えるのにはもちろん訳がある。
ボクはよくエピソードトークをしている節があるからだ。
女神ちゃんにも彼女が知らないボクの周りの人たちの話をしている。
そんな中で、元妻の話をしたことがある。聞かれて、ならまだしも、聞かれてもないのにだ。
冒頭に書いたように、雑談でのエピソードトークのつもりだったとは思うけれど、そのことを女神ちゃんは快く思わなかったのだから、「つもり」では済まされない。
他にも、女神ちゃんが側にいるにも関わらず、スケジュールを調整したくて、元妻と子どもの面会の予定をズラすメールをしたこともあり、もちろんそれも不快に思われた。
ボクはなぜそこに気を回せなかったのだろうか?
そもそも、ボクは一途だと思っているけれど、浮気が原因でフラれている。
これらを総括して考えれば、女神ちゃんに対して不敬だと思うし、本当に一途と言えるのか?という疑念さえも抱く。
そんなことをボクは望まないのだけれど、これは自分の中に何か歪なウソが隠されているのではないかと思うのだ。
だから、ここから自問自答。
なぜボクは女神ちゃんを蔑ろに扱うような言動をしてしまったのか?
そもそも、浮気の一件で反省したはずだけど、その後も元妻のことで二度も罪を犯している。
と言うことは、反省しきれていないと言える。
悪いと思っていないのだろうか?
いや、悪いと思っていないわけではない、こんなことが起きてしまうのは、これまでの自問自答の中で見つけてきたウソつきのボクを放置したままにしているからだ。
いきなり、短期間に多くの内省を繰り返したから、ボクはウソつきの自分を救う方法に気付かずに放置したままにしていることも、たくさんあるのだ。
本来は、ウソつきの自分を放置してはいけない。その自分を許してあげないといけないし、認めてあげないといけない。
その上で、本来ありたい本当の自分として生きていかなくては行かないんだけれど、ボクは放置したまま生きようとしたから、時々顔を出して、女神ちゃんを傷付けてしまった。
だから、やはり、今一度、ウソつきの自分を探し出そう。
ボクがふと元妻のことを口にしたりする理由の一つは、苦しめられた元凶だと認識していたことにあるだろう。そこには片を付けたつもりたけど、その思いが根深いってことだ。
だから、共通の敵と認識して欲しいとか、苦しめられたってことに共感して欲しかったんだろう。
だけど、それはそもそも違う。
それはボクが異性に対して「母の愛」を求めていたから、起こるべくして起こった問題であり、元妻が悪いわけではない。元妻の性格とかもあるかも知れないが、根本はそこではない。
そもそも、ボクを苦しめていたのは、ボク自身なのだ。
母の愛に関しては、ボクも苦しめられて来たし、そこがネックでボクはいつも誰かに助けてもらうことを求めていた。
それを前提に生きていても、誰も助けてはくれない。
必死で行動するから、助けてもらえることもあるのであって、助けは偶然の産物でしかない。
だから、目の前のことに必死に取り組む以外はないし、自力を信じて、生き抜く以外生きる術はない。
それが出来ていく内に、男らしくもなるのだ。
ボクは男だ。
長男だとか、恋人だとか、元夫だとか、父親だとかの前に、ボクは男だ。
男らしくあって然るべきだ。
今の時代にそぐわない考えかも知れないが、男であるからには、狩ることが生きることだ。狩れてなんぼだろう。そして、狩るとは守ることだ。
愛する人を守るために、ボクは狩らなくてはいけない。
つまり、自分の力でお金を稼ぐ。
なるほど、性欲が強いことと稼ぐことが比例する理由は、ここに通ずるのか。。。
いきなり性欲が出てきたけれど、ボクは性欲が強い方だ。だから、女神ちゃんにも「性欲が強いのに稼げないのはオカシイ」と言われている。
それが何故かは理解出来ていなかったが、今分かった。
男としての本能は、狩ることと子孫を残すことだ。
それは、愛すべき人を守る力と愛すべき人との遺伝子を紡ぐ力。そして、紡ぐならば、その分愛する人が増えるわけだから、守る力はより必要になる。
だから、性欲と甲斐性が比例するという図式が成り立つ。
であるなら、ボクは稼ぐだけの力が備わっている。そして、これまでそれが為されなかった理由は、最近気付いた。
そもそも、ボクが誕生したこと自体、奇跡であり、世界に祝福されているのだから、存在を否定する理屈が存在しない。
その上で、ボクは男としての才能を持ち合わせてもしまっているのだから、為せなかったのは自覚の問題でしかなかった。
そして、自覚さえも芽生え始めている今、何を怯えよう?何に慄こう?一つを除いて、ボクを恐れさせることは何もない。
だから、母の愛を求めていたボクを許せるし、そんなボクにも感謝しよう。今、ここで変われるキッカケを与えてくれたのは、そのボクがいたからだ。
どうか、これからのボクの生き様を見届けて欲しい。これまでのボクよりも、さらに幸せと愛を享受できる。
そして、その為に、ボクは自分の思考と体力と行動を集中させる。
39年間を支えてくれたボクに、その事を約束する。
その上で、ボクはもう一つ成す。
それは、至らぬボクが傷付けてしまった女神ちゃんへの贖罪だ。
自分への贖罪は、思考、体力、行動を愛と幸せのために集中させることだが、女神ちゃんへの贖罪はそれでは甘いし、彼女への贖罪にはならない。
ボクに出来ること、、、
それは女神ちゃんを隠居させてあげる。
そして、それはボクがボク自身に愛と幸せのために生きると約束したことを果たすことにも繋がる。
問題は、いつ成すか。
これを名言することは怖い。恐怖しかないんだけれど、、、ここを逃げていたら、実現不可能だろう。唯一の恐怖に立ち向かえ。
遅くても早くても、この一年〜二年の間。
さて、ボクは今から全集中の呼吸を状態化させて、狩りに行く。
幸い、今のボクは気力と体力が充実している感があるし、時間さえも手中にある。
環境は整い始めた。
さぁ、狩りの時間だ。いや、気付けばすっかり丑三つ時だった、、、
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