この話を聞いたからと言って、あなたの恋愛がうまく行くかどうかは、相手もいること故に別の話となるのだが、心掛けるべき教えを知って損はない。それが知識ってやつだ。
物差しで測っていないか?
人は誰もが自分の物差しで他人を測る。
その物差しで相手を判断するから、合う合わないが出てくる。
これは致し方ない。
僕にだって嫌いな人は何人もいる。
だけど、僕は嫌いな人とは付き合わないし、距離を置くと決めているから、とにかく自分にムリをさせない生き方をしている。
つまり、物差しに合う人としか付き合わない。
だけど、物差しで恋や愛は測れない。
他人を測る物差しで測れないってのが恋愛ってことだ。
凌駕すると言ってもいいし、別の物差しがあると言ってもいいんだけれど、そもそも人生を共に生きようって人をその他の人たちと同じように判断するのは失礼だろう。
それほど特別な存在であるということだ。そういう認識をただ意識するのではなく、心の底からそうだと確信しておくということだ。
価値観は幼いと知る
物差しとは、自分の価値観とも言えるんだけれど、他人を測るような価値観なんてのは程度が知れている。未熟だ。
持つなってことでもないし、悪いと言ってるわけでもない、ただ物差しなんてのは未熟なものだから、そのことを自覚しようってことだ。
なぜ未熟か?と言うと、そもそも自分が未熟なのに、人を推し計れるか?ってことなのだ。
それって相手が恋人ならずとも本来は失礼なことなのだ。
ただ、社会においては物差しかざして生きることは、ひとつの術だから、享受するしかない。
他人においてはそれでいい。ただ、恋人に関してはやっぱり同じ向き合い方はいけない。ダメ。
より大切な存在だ。
未熟な価値観の押し付け合いをして共に暮らしていけるはずかない。
だから、喧嘩したり、不仲になったり、価値観の相違とかって理由から別れることになったりする。
いやいや、そもそも価値観なんて違って当たり前だし、その上、未熟なもので相手を判断しちゃいけないのだ。
ふたりといないと弁える
あなたにとって、本当の恋人はふたりとしていない。
まずはそうであることを謙虚に弁えることだ。
傲慢になるのは己の未熟な価値観を信じすぎて生きているからに他ならない。それでたまたま円滑に行っていたとしても、それを誇りにしてはいけない。
なぜなら、その価値観に合わなければ、相手の存在を認められなくなるからだ。
だったら、それは相手のことを大切にしているのではなく、その価値観に適っている相手だから大切にしているだけだ。
本当はその人がその人であること自体が尊く、感謝すべきことで、その存在自体を愛さなくてはいけないのに、価値観に見合うかどうかでしか見ていないことになる。
このことに気付ける人は至って少ないように思う。
もう一度言うけれど、あなたの恋人は、この世にふたりとしていないのだ。
なのに、その存在自体を愛せないのか?
価値観でしか愛することができないのか?
あなたはそれで良いのか?
無知の幸せ
なんて言っても、本当はこんな高尚な愛なんてことを知らない方が良いこともある。
なぜなら、既に「愛だ」とあなたが信じているもので幸せなのかも知れないからだ。
僕は別の見方を提示しているだけであって、すでにある幸せや愛を否定したい訳じゃない。
だけど、あなたはこの記事を読んでしまった。
相手の存在自体が本来愛すべき唯一の対象であると知ってしまった。
どっちの方が、より平穏に、安らかに、ふたりで生きていけるのだろうと考えてもらえれば良いと思う。
愛は優しい
僕は恋人のことを愛している。
だから、自分の価値観と合う合わないなんて見方をしない。
そもそもそんな物差しで測るべき存在ではない。
ただ側にいてくれるだけで、心から安らげる。幸せを感じる。だから、それ以上にこんな風になって欲しいとか、して欲しいとか、そんなことを望むべくもない。
一緒に、より楽しめるには?幸せを感じるには?安らぎをかんじるには?そんなことしか考えない。
例えば、普段、家では全裸です。とか、目の前でオナラします。とか、鼻ほじりながらしゃべるんです。とか、、、だから何?
そんなのは、己の価値観でしかない。
それは、あなたと一生を添い遂げる覚悟もない人たちに対して、あなたが用意した価値観だろ?
そんな些末なもので、恋人を判断するのか?
あなたの愛はその程度なのか?
僕はそうは思わない。
相手にこうあって欲しいなど持たない。
そういうのは、個々人が、相手にどう見られたいか?だけで十分だ。その恥じらいだけを持っていれば、後は優しくあるだけで、ふたりは仲睦まじくいられる。
そこにあるのは、愛と優しさと感謝だけで十分と言うことだ。
価値観とか欲とか願望とかそんなものは要らない。
それがあるから、あなたの恋愛はうまくいかないのだ。
この知識を持って、まずは、己と向き合い、何が至らないのかをしっかりと知ることから始めてみてはどうだろう?
そこからうまくいく恋愛とやらを実践するしかない。
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