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この世の中は愛で溢れている

自分が愛されていることに気付く度に、ボクは人にやさしくなれる。そして、その分だけ自分にやさしくなれる。そんなことに思い当たったので、今日も思考を巡らせてみよう。

元妻を悪者にしていた18ヶ月

2019年8月に心が壊れたボクは、妻子を置いて、少しのお金だけを持って逃げ出した。現実逃避をした。死んでもいいと思っていた。幸い、3日後には警察に保護されて、実家のお世話になることになったんだけど、結局、自宅に帰ることは叶わず、妻から離婚を言い渡され、2020年9月に離婚が成立する。

離婚成立まで1年もかかったのは、親権問題で調停を行っていた最中にコロナ禍があったからで、調停は1月に始まったから本当は4月くらいには成立している予定だったが、まぁそれは余談だ。ちなみに、この記事では、元妻とのことは詳しく書かないと書いたんだけど、自分の中で少し整理がついたので、書いている。

さて、離婚を言い渡されたとき、ボクは「お金を選ばれた」と感じたと、先の記事で書いている。

だけど、それは自己防衛のために作り上げた幻想に過ぎないことに気付いた。いや、気付かされた。彼女を悪者にすることで、ボクは自分を正当化し、この18ヶ月を生きていたのだ。

確かに、ボクは捨てられたようなカタチで、実家に置き去りにされ、離婚を言い渡された日を境に彼女とは顔を合わせていない。子どもとの面会のときも、彼女は少し遠くに車を停めて、子どもだけが降りてくるといった具合だ。正確には、調停の最後に5分ほど同室になったが、お互いに目を合わせることもなかった。

なぜ、彼女は離婚を決断したのだろう?

ボクが保護されてしばらくは、やさしかった。だけど、彼女も悩んだことだろう。たくさん考えたと思う。この先のことを何年も先まで考えたんだと思う。ボクの親兄弟との確執もあったから、解放されたいという思いもあったことだろう。

悩みに悩んだ末、離婚を決めたのだと思う。そして、それは「このまま一緒にいてもこの人をまた壊してしまう」という悲しい決断もあったと思う。そこに気付いた時、ボクは泪はこらえたが、大泣きしそうだった。カフェにいたので我慢するしかなかった。

そう言えばそうだった。彼女はいつもボクを怒っていたけれど、それはボクの甘えや性根を叩き直そうというやさしさからだと知っていた。ただ、いつしか怒られること自体に恐怖し、自分に目を向けることを忘れ、彼女の性格を否定していた。

そう、ボクは愛されていた。だから、離婚した今でも子どもたちと月に一回以上会えているし、泊まりにもこれている。そして、愛する子どもたちを育ててくれているのは、彼女だ。たった1人で。ボクを悲しませないよう、子どもたちを悲しませないよう、離婚したあとも、彼女はボクたちの関係を必死で守ってくれている。

いつも愛してくれていた

そして、彼女が離婚を決断したのは、もう1つ理由があると思っている。

それは、さっきも書いたけれど、ボクがあのまま自宅に帰り、一緒に生活を続けたとしても、変わることはなく、また同じことを繰り返していただろうということ。

だから、彼女はボクを実家に帰した。そうすることで、ボクが強くなれると信じてくれたのだ。変わってくれると信じてくれたんだ。今でも彼女はボクを信じてくれているのだろう。ただ大きな愛で、ボクを救ってくれただけだった。出逢ったときから、今でさえ、彼女はいつもボクに愛を持って接してくれていた。

ありがとう。ありがとうございます。弱いボクは、あなたを悪者にすることで、自分を守っていました。だけど、間違っていた。そのことを知ったから、もうボクは大丈夫。ちょっと遅くなったけど、ここから強くなれる。ボクはいつも愛されているのだ。勝手に悪者にしていたこと、ごめんなさい。

この世の中は愛で溢れているのまとめ

元妻のことに気付けたのは、いつもボクを導いてくれる女性のお陰だった。そして、元妻の愛に気付いたとき、ボクはそこでの過ちをまた繰り返そうとしていたことに気がついた。

今もボクは自分を守ろうとしていた。自分が犠牲者だと思っていた。でも、違う。彼女もまたボクを大きな愛で包み、ボクを強くするために、今の選択をしてくれたのだ。感謝してもしきれないほどの大きな愛だ。

自分の弱さを乗り越えて、ボクは強くなれる。この世の中は愛で溢れているのだと、そして、ボク自身も愛で満たされているのだと知ったのだから、ここからまた新しい自分と出会えるだろう。ボクもあなたもいつも愛されている。

※この記事は、3月25日に執筆しています。この時点で、元妻へ一度家族四人で食事をしようと打診していますが、そのことへの返信は今のところありません(笑)公開日までに動きがあれば、追記します。

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