実は、ボクは個人で小さなギター教室をやっているのに嘘みたいな話、あまり音楽を聴くことに興味がない。だから、曲をあまり知らない。そんなボクにとって、生徒さんの弾きたい曲を覚えるのは、楽しくもある。で、手始めに最近覚えたこの曲をチョイスした。
ドライフワラー:優里
曲を知るまでは、女性やと思ってたんだけど、男性ミュージシャンなんですね。さて、まずは、この歌詞の全体を通して、どういう曲なのかを考えてみる。ちなみに、歌詞を全部載せることはしないので、あしからず。
ボクが思うに、「自分勝手だった彼のことが本当は全部好きだけど、別れを選択して自分を守った女性の切ない想い」を書いているのだろう。そして、「本当は理由に気付いて、直して欲しかった」んだと思う。
ボクがそう感じるのは、サビで繰り返される「きっと」という言葉。
きっときっときっときっと色褪せる
ドライフワラー:優里
これは、好きな想いもドライフワラーみたいに色褪せるってことだけど、きっときっときっときっとと強く願っているから、本当は今も側にいたいと思っているんだと感じた。だけど、我慢して一緒にいたら、自分が自分じゃなくなる。それが怖いんじゃないだろうか。彼に思いやりとかがあれば、また違ったんだろうけど、、、なんて物語を想像してしまう。
だから、「私が別れを選択した理由に気付いて欲しい。気付いて、また私を選んで欲しい。二人で成長したい」と願っているのかも知れない。切ない。なんだか身につまされる。。。男性諸君には思い当たる節があるかも知れない。
ずっと貴方の名前を呼ぶ
好きという気持ち
また香る
ドライフワラー:優里
このCメロの冒頭で、月灯りのせいで、惑わされているみたいに書いているけど、結局、自分の本当の想いに気付いたんだと思う。本当は、まだ貴方のことが好きだったんだと。そして、最後大サビに続く。
まだ枯れない花を
君に添えてさ
ずっとずっとずっとずっと
抱えて
ドライフワラー:優里
これは、別の女性、新しい彼女のことを指してるようにも取れるんだけど、「まだ枯れない」って言うてるから、Cメロで気付いた自分の本当の想いのことを指してると、ボクは受け取っている。だから、また私を、そして次はずっとずっとずっとずっと抱えていて欲しい。と。
もし、ボクの思ったように、彼女の想いが枯れていないのなら、ずっとずっとずっとずっと抱えてもらえることを願う。彼よ頑張れ!!
ドライフワラーからボクが学んだこと
さて、ここまでボクがこの歌詞から感じた「本当は別れた理由に気付いて、直して欲しかった」について、なぜそう感じたのかを書いてきたけれど、この歌詞から学べることはなんだろうか。
女性の心理描写だから、女心が分かるってのもあるんだけど、男性がよくこんな歌詞を書けるなぁと感心してしまう。なんというか感情の機微とか、隠している感情とか、こんなにも女性は繊細なんだなと。
何より、好きな人をすぐに嫌いになることは難しいし、できれば好きなままでいたい。ただ、そのためには自分一人じゃどうしようもなくて、彼が自分で気付いて、変わらないといけない。そのために彼女は別れを選択した。きっと彼女は彼が変わることを信じている。もし、彼もまだ彼女のことを想うのなら、彼は変わらないといけない。そうでないと、そのままの彼でいることは罪だと思う。少なくとも一人の女性を傷付けたのだから。
自分で書いておいて、やはりこれは身につまされる思いがする。生徒さんに教えてもらった曲だけど、このタイミングでこの曲を知り、この企画で歌詞を自分なりに解釈したことには、何かしらの意味があるんだろう。ボクも変わらなければいけない。
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