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今の時代でも売れる変わらない売り方

結局、商売とは人間同士の営みでしかない。

人以外に商売をすることはできない。

例えこの先、AIが商品を企画して作ったとしても、AIが会社を作ったり、株主になることはない。

利益の享受は人だけが求めるものであり、それが商売の本質なのだから、人が介入しない商売はあり得ない。

つまり、どこまで行っても僕らが相手にしているのは人間だ。

だから、人を知ることが利益に繋がるのも真理だ。

だけど、僕らは得てしてその「人」を知ることを忘れて、或いは知っていても見ぬふりをして、「我」で商売を行おうとする。

よって、売れないと嘆く人たちは、間違った決断をする。

より美味しいパンを焼けば売れる。面白いゲームを作れば売れる。より便利な機能を付ければ売れる。

最悪の決断だと思う。

ちなみに、こんなことがわかっていても最悪の決断をしてしまうことはある。僕もよくある。

なぜこんなことが起きるのか?こんな風な思考に陥るのはなぜか?

それは、知ろうとしないからだ。もしくは、知ろうとしても行動にまで及ばないからだ。

まぁいっか。と、簡単に考えてしまうからだ。

そりゃそうだ。

自分1人の頭の中や、せいぜい仲間内(社内など)で決め打ちするのは楽だし、手間もお金も時間もかからない。

一方で、人つまりお客様や見込客のことを知ろうとすれば、その障壁は思いの外高い。

売る以外の行為、それは一般的にマーケティングではリサーチと呼ばれる行為を行うとなると、何から聞けば良いのか?まずはそこから知らなければいけないし、そんなことをお客様にしたら嫌われるかも?とか余計なことまで考えて、行動に移せない。

これは、商売のハードルが下がり、誰でも商人になれる現代人だからの悩みなのかも知れない。

御用聞って言葉があるように、そもそも商人はお客様をリサーチしてなんぼってことを昔の人は知っていた。

つまり、答えはいつもお客様の欲しいものの中にある。

と言っても、1人の欲に流されてはいけないから、そこは間違ってはいけない。

例えば、「私は辛いカレーパンの方が好きだ」と言われて、甘いカレーパンをやめるのは危険ってことだ。

だから、ここで言うお客様は、複数の顧客を指す。

それは良いとして、とにかく売上を伸ばしたいなら、集客を増やしたいなら、お客様の言葉に耳を傾けることにどれだけ時間と質を傾けられるのか?が重要ってことだ。

これは、商売の相手が人間である以上、変わることのない普遍の真理だ。

まぁ、この記事は最近になって改心してリサーチの時間を重要視し始めた自分自身への戒めとして書いてみたんだけど、あなたにも届けば良いな。

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