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実像で自分を満たしながら生きよう

女神ちゃんに言われた一言がやたらと引っかかるので、少し深堀りしてみることにした。

「自分が自覚している以上にお母さんのこと怖がってる」

母を怖がっている、、、そう言われてみればそんな気もする。
心配されることは確かに怖い。

いや、そうでもないか、、、

そう言えば、ひとつだけ、ずっとイライラする言葉があったことを思い出した。
それは、ボクが結婚して出ていった後に言われたことだ。
この言葉がボクの後ろ髪を引いているな、、、

具体的になんて言われたかは思い出せないけど、ようは「長男を出すのは心が引き裂かれそうだ」みたいな感じのことを言われた。ここまで強烈な言い方はされてないけれど、ボクにはそう聞こえた。

どのようなつもりで言ったのかは関係ない。

ようは、この言葉をボクが正確に覚えてはいない上に、強烈な意味で言われたように思っていることが問題だ。

ボクは自分が出ていきたいという強い思いを持っていたし、実家に縛られるなんてまっぴらごめんだと思っていたから、どんな形でも出ていくといことがボクの中では大事だったんだけど、心のどこかに罪悪感を持っていたのだろう。

それは、母に言われた言葉が原因ではない。

きっと、父が単身赴任だった数年間、当時病弱だった母を兄弟で支えていたことや、父方の祖母の介護で大変な母を手伝うために、いつも車を出していたこと、つまり、ボクは本来なら父がやるべきこと、つまり「母を守る」ということをやって来ていた。これが原因だろう。

だけど、ボクは母を守るなんてしたくなかった。
だから、そんな自分の立場や、誰にも任せられない自分の性格が嫌だった。

父の仕事を手伝っていた頃、介護や買い物でボクを連れ回す母に対して、父が言ったことがある。
「集中して仕事ができひんから、息子を頼りにするな」と。
だったら自分がしろよ。と思ったけど、あいにくうちの両親は車に乗らない人たちだから、ボクしかいなかったし、状況的に仕方なかった。
あの時、父がタクシー代でも出してあげていれば、、、なんて今さら意味のないことを思うけれど、当時は、滋賀に引っ越したばかりで、それほどの余裕が気持ち的にも資金的にもなかったのだろう。

ボクとしても「祖母(父の母親)の介護をしているんだから」という、マウントを取りたい思いもあったと思う。若かったんやなぁw

そう思えば、ボクはずっと長男を演じていたんやと思う。
別に誰に頼まれたわけでもないし、長男の役割なんてものは、法律で決まってもない。
勝手にボクが思い込んでいるだけのこと。

心が強く、頼りになって、責任感を持って、みんなを引っ張る、これが長男だ。
うん。クソくらえ。
こんな虚像、ボクとはかけ離れすぎている。

そして、この虚像が、母の言葉からも感じられるんだろう。
長男を家から出す?いや、どこの家でも出ていってますけど?
むしろ、そんなしきたりめいたことに縛られて、実家をダメにしている長男をボクは知っている。

実際のボクは、繊細で、心の拠り所が欲しくて、好きなことだけしたくて、何者にも何物にも縛らず、自由奔放に生きたい、自分にとって不要な責任感など持ちたくもない。そして、女神ちゃんに甘えていたいし、女神ちゃんだけに甘えてもらいたい。そんな勝手で弱い人間だ。

誰かの描く長男像なんかに自分を当てはめてたし、長男という言葉に縛られ過ぎながら生きてきていた。

そう、ボクは○○家(本名なので伏せる)の長男の康司ではなく、単なる○○康司でしかない。
たまたまそこに生まれただけで、自分以外の人のために役割を持って生まれたわけでもない。
兄弟たちの兄であることに変わりはないが、それは単に生まれた順番を表す記号に過ぎない。

ボクは、自分のために生きる、そのために生まれてきた。

ってことだ。
だから、もう古い言葉に縛られる必要はなくなった。

父や母に言われた言葉、そんなのにいつまで惑わされるんだろうか。
こうしてブログに書けるだけ、まだボクは幸せなのだろう。
そういった言葉を思い出す度に、自分と向き合えるし、そこから自分を解き放てる。

だから、わざわざ心配されたくもないし、心配してても連絡は必要ない。
必要ならこっちから連絡するのが普通だろう。
連絡がないってことは、よろしくやってるってことだ。

ボクが母を怖がっているってのは、きっと長男って役割に縛られていたからだろう。
自分のために生きる、そのために生まれてきたとなれば、役割など関係ないし、すでにその役割を果たすつもりがないのだから、自分の中にあった虚像の長男は捨てて、○○康司という実像で満たそう。

さて、まだまだ思い出すべき言葉はあるのかも知れないが、お腹が空いたのでこの記事はおしまい。

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