僕たちは脇役だと思いながら生活してることが多いし、漫画やアニメ、ドラマや映画の主人公ってのは超人だったり、特化した能力を持ってたり、羨むようなストーリーを描くから、あんな風にはなれないと無意識で思いがちだ。
そりゃそうだろう。
普通の定義はともかく、みんな自分は普通だと思って生きている。
誰かと比べることでしか生きられないかのように、いつも誰かの人生を羨む。
でも、その誰かって誰だ?
果たして誰かの人生ってのは、物語の主人公のようなのか?
当の本人はそんなこと思ってないだろう。
きっと、その本人も誰かと自分を比べては、ため息をついて生きている。
人間なんてそんなもんだ。
つまり、比較ほどバカらしいもんはない。
だけど、比べたがる。病気みたいなもんだな。
だから、自分の人生をよくよく思い返して、可視化してみればいいと思う。
自分史なんてたいそれたもんは作れないかも知れないけれど、誰にだって書き出せば大量となる自分史がある。
それも日に日に増して行くタイプのものだから、死ぬまで増え続ける。
自分史においては、自分だけが主人公で、後は脇役だ。
相手役となるヒーローやヒロインはいるだろうけど、自分だけが主人公。
それを自覚するかしないかってのは、この先の人生においてとても重大なことなんじゃなかろうかと思う。
自分史は誰のためのものでもなく、自分だけのために作るべきものだろう。日記のように、ひっそりと。だけど、見返すタイプのものだ。
私は誰か?の答えがそこにある。
源泉が足下にあると言ったニーチェの言葉通り、あなたの人生においては、あなただけが物語の主人公だ。
その物語のプロローグをまとめてみてもいいんじゃないだろうか。
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