4月5日に公開される記事は、なかなかエグッた内容だと自分では思ってるけど、もっとあるんじゃないかと、ちょっと思い出してみる。。。お、一つ思い当たる節を見つけてしまった・・・(笑
頬を打たれた
それは、ボクが失踪する数日前のことだった。その日の2週間前から、ボクは元妻に愛想を尽かされており、家を追い出されていた。行く宛もないから、ずっと車中生活。仕事はなんとかこなしてたけれど、寝るのは車。今思ったら、なんで実家に帰らなかったのやら。。。
いや、当時、元妻はうちの実家と一悶着あったから、ボクの中では、実家に関わることは彼女に背くことだと思って、帰りたくはなかっただけ。ボクは、ずっと彼女に怒られてばかりで、帰っても同じだ。怒られせるくらいなら、いない方が楽なんじゃないかって思っていた。
で、なんやかんやで2週間くらいしてから、帰宅することになった。
そこで、色々と話し合うことになったんだけど、「なぜ実家に帰らなかったのか?」という当たり前のような質問をされた。
ボクは、さっき言った理由もあったし、実家に心配をかけたくもなかったし、この事実を知ったら妻がが悪者にされてしまうと考えていたんだけれど、、、「帰ったら、めんどくさいし」と適当なことを言ってしまった。まぁ、帰れば、心配されて妻のことを悪く言われるんだから、めんどくさいのは分かっていたんだが・・・
そして、ボクは元妻に頬を打たれた。
彼女は泣いていた。そして、怒っていた。その時のボクは、何を思っていたんだろう。
今思えば、あの頃のボクは、何をされても笑うことしかできなかった。真剣な会話でも、笑ってないと、心が持たなかったのだ。心が完全に萎んでいたんだと思う。いや、叩かれた時は笑ってないけどね。
彼女の怒りの理由、泪の理由は、今ならなんとなく分かる。
ボクがあまりにも情けなかったのだ。妻を悪者にしたくないと思って、実家に帰らないことは、結果妻を悪者にしてしまう。心配をかけたくないとしたことで、結局心配されてしまう。でも、当時のボクには、そんなことさえ分からなかった。
その頃のボクは、ただひたすらに、自分を責めることしかできなかった。そうすることでしか、自分を守れなかった。妻は悪くない。両親も悪くない。オレが悪いんだ。そう思わないと、壊れることは分かっていた。
さらに言えば、ボクは気付いてなかった。元妻は、ボクを救おうとしてくれていた。それが彼女なりの愛情だった。怒る方だってしんどいのに、それも諦めずに何度もお尻を叩いてくれていたのに、ボクはそっちに向き合おうとせず、自分を責めて慰めることしかできなかった。
あの時、ボクの頬を打ったのは、あまりにも伝わらないボクの目を覚まさせたかったのだろう。
当時の自分のことを思い出したら、吐き気がする。
だから、2019年8月20日にボクは自分の中で、それまでの自分を殺した。そして、保護された8月23日、そこを新たな出発点として今を生きている。だけど、自分とはうまく向き合えてなかったから、2021年3月21日から再スタートしているとも言える。
ちょっと、これはまだまだ古傷をえぐらないとダメだ。この後、さらにもっと過去を思い返してみよう。こんなんじゃ、傷は浅いように思うぞw
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