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「仲間がいるよ」

えらく前の話ではあるけれど、ルフィがエースを失い、仲間を思い出した時、ボクたちもルフィと同じように物語を共に歩んで来たんだなぁと感じた。

あの時、頂上決戦というスケールのデカさ、ルフィを支えるクルー以外の強力な仲間、強大過ぎる敵、あの中にいてはあまりに無力なルフィ、、、ワクワクとドキドキとハラハラの入り混じる怒涛の展開の中、完全に物語の中にボクたちもいたと思う。

そして、あまりにも悲愴な結末。

そこでのジンベエの「お前にまだ残っておるものは何じゃ!!!」というセリフ。

ルフィが絶望し、自棄になり、自壊しそうになった時、そのツラさを知っていたのがジンベエだったんだなと。だからこそ、ルフィを支える言葉を言えたのだと。

つまり、絶望から立ち上がれた人間だからこそ、勇気湧く言葉を伝えることができる。

そう思えば過去の色々な出来事を糧にできることに希望が持てるんじゃないだろうか?

すでに夏休みの人の多さにウンザリしてるけれど、これもどこかで強さになればいいのに。

パンドラの箱さながら、人の心の奥底には一欠片の希望が残ってるはずやし、この人手のウンザリの中にも希望を探したい。見つからないけれど。

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