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Pomaとの物語

あの日、車を運転している最中に突然、涙が溢れて止まらなくなった日。

あの日を境に僕は自分のことがより一層分からなくなった。自分を守るために深く心を閉ざした。

適応障害なんて病気とは無縁だと思っていた。

精神的に弱いなんて思っていなかった。

だけど、それは知らず知らずのうちに、それこそ幼少期から少しずつ心を閉ざして防衛していただけだった。

誰も助けてくれない。誰も分かってくれない。誰も本当の自分を見てくれない。

そんな風に信じて生きていた。

被っていた仮面はやがて仮面ではないように振る舞い、自分自身もそれが僕だと思っていた。

そして、本当の僕はどこにもいなくなった。

こんな風に自分のことを書くと、病んでるように思われるかも知れないけれど、今は病むこともすっかりなくなり、なんなら幸せで平和ボケレベルにある。

だから、今を心配してほしくてこの記事を書いているわけじゃない。

僕は、過去の自分の苦しみを通じて、相手の心のことへ想いを馳せたり、本質を感じ取ることに意識を向けるようになった。

そして、それを言葉にして伝えることにしている。

それは僕が欲しかった言葉たちなのかも知れない。

分かってくれている。と思う人が一人でも多くいて、その人が本当に応援し、サポートしてくれると感じられれば、あの日の僕の涙は止まっていただろう。そもそも、涙することもなかったかも知れない。

つまり、僕は誰かの幸せのために尽くす生き方を選んだ。

女神ちゃん以外の他人のための場合、それで僕が救われる訳ではないないかも知れないけれど、それでもそういう生き方をしようと思う。

それがPomaってヤツの生き方になるよう。しいては、僕個人の人生と呼べるよう。

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