HPという目に見えるものでさえ、価格設定に困るんだから、目に見えないモノとなると、そりゃ困るわけだ。
しかも、つい何かと比較してしまう。競合だったり、類似だったり。
そこで、根本的にはサービスを提供できるまでに至った過程も価格には含めるべきって記事を書いたんだけど、さらに踏み込んで考えてみる。
まず、考えるべきは、そのサービスで何人の顧客を相手にできるのか?ってこと。
ここは時間から考える。
サービスの提供時間、準備時間、フォローまで含めて、1日なのか1週間なのか1ヶ月なのかは分からないけれど、自分のサービスが顧客1人あたりにかけられる最小限の時間。
これらを含めて実働時間と考えるなら、次は自分が稼働したい時間を決める。ここは、まずは理想でもいいのかも知れない。
仮に実動1時間で、1週間で9時間、月36時間働くとする。
短いけれど、理想だからね。
で、顧客1人に対して1時間なのか、3時間なのか、って顧客1人あたりに割ける時間、もしくはサービスに満足してもらえるであろう必要時間から、顧客数を決める。
次に考えるのは、どれだけのお金が欲しいのか?
これは人それぞれ。
例では180万としておこう。
ってことは、顧客1人当たり3時間の実働が必要なら、顧客数は12人が限界で、顧客単価は15万円必要だって決められる。
でも、これだとサービス内容的に価格の価値ほどのコミットができないのであれば、実働時間を増やして、顧客数を増やして、などと調整も必要になる。
まぁ、単価決めたなら、そこに見合うだけの価値を提供する方が楽なんだけど。
この考え方をベースにしといて、もう一つ価格設定の仕方を考える。
まずは、一番売りたいサービスは何か?これは一つなら一つでも良い。
次に、そのサービスをどいう形で売りたいのか?
例えば、単品一回限りで売り切りにしたいのか、継続したサブスクとしたいのかってこと。
で、サブスクにしたいなら、サブスクで180万、客単価15万で売りたいわけだけから、見込み客にはサブスクなら15万円と提示したい。
すると、サブスクを魅力的に見せないといけないから、一回限りなら25万とか30万にしておいて、サブスクが圧倒的にお得であるように見せないといけない。
となると、そのサービスの定価は30万円に設定しておいて、サブスクで50%オフという魅力的なオファーにすることで、本当に売りたい価格で売ることができるようになる。
マーケティングの勉強してる中で、ふと思い付いたから書いてみたけど、なるほどねって思える内容になったので、これからはこの方法で考えて価格設定していこうと思う。
相手がいくら払えるかではなく、自分がいくら欲しいのか?からスタートしないと、サービスに殺されるからね。
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