社長とか責任者とかになると、何かと表に立つことが増える。
それは、要するに「対人」の場面が増えるってことだ。
それも「決断」に関する場であることが多い。
個人でやってるとそんな場面ばかりだし、それが当たり前だからなんとも思わなくはなる。
で、そういうことをしていると、大体の人は「自分中心」にしか物事を考えてないんだなってことが分かったりする。
サラリーマンの打ち合わせなどの場合は、対会社だから異なるだろうが、個人事業主とか社長とか消費者などとの交渉の場ではそう感じることがある。
別にそれはそれで良いんだけど、一体誰のためにこっちが提案してるのか?ってことをひとつひとつ理解してもらわなければならないんだなぁと、手間にも感じる。
自分が得したいのなら、そもそもビジネスなんてせずに、詐欺や搾取を考えるだろう。
だけど、ビジネスなら、そこには「損」なんてない。
僕は自分の仕事のコンセプトというか、理念というか、そういうものの中に
「あなたの人生を豊かにする」ってのがある。
それは、目の前の人だけの幸せを考えている訳でもなくて、僕がその人の人生に介入することで、その背景にいる人たちにも間接的に豊かさを提供できるようなことを考えている。
例えば、ネット集客で売上をあげてもらう手伝いってのも、売上が上がった人だけが豊かになる訳ではなくて、その商品やサービスと出会うことでその消費者の人生も豊かになる。そこの出会いをさせてもらうのが、僕の仕事ってことだ。
売ることに罪悪感があることは多い。僕も時折そんなことを思うけど、ここに書いたように「誰かの人生が豊かになる」ことが自分の仕事なのだとしたら、それはしなければならないことだ。
だから、売らなければならないし、広告で一人でも多くの方の人生を豊かにしなければならないとも思う。
まぁ、責任があるとまでは思わないけど、売ることが怖いってのは、豊かになれるはずの人を豊かにしないって選択してないか?ってことだ。
そんなわけで、自分、相手、第三者のことまで考えてビジネスってのは成り立っているんだなぁとか考えてた。