商品がなくても、お客さまさえいればビジネスになる。
なぜか?と言うと、お客さまというのは「あなたから買いたい」という人であり、あなたが売るのであれば「何か」は何でも良いからだ。
あなたから買いたい人に対して、相手の求めているものを売ってあげられれば、それでビジネスが成立する。
だから、優先すべきはお客さまを集めることになる。
でも、このお客さまを集めるのが難しい。
僕も今この段階だから、その難しさはこれまでも含めて、身を持って知っている。
だけど、この集客におけるポイントというのは、実は簡単だ。
まずは、ターゲットを絞ること。そして、ターゲットのいる場所を知ること。最後に、その場所で自分が提供できることを告げ続けること。
この3つしかない。
ターゲットを絞ることは、前にも書いた。ペルソナを作ろうって話だ。
ペルソナが出来上がれば、その人がいる場所を探す。架空の人物のいる場所だとしても、探せる。
例えば、それは若者が集まるクラブだとか、商工会議所の催しだとか、老人会だとか、実際に存在していたらココにいるだろうなという場所を考える。
これがSNSなら、ハッシュタグとかウェブ広告なら関心ごとなどでの絞り込みとか、より簡単に見つけることができる。
そうして、場所が分かれば、その場所でターゲットに対して、「私たちがあなたの悩みを解決できますよ〜」と伝え続ければいい。つまり、広告し続ける。
さて、これはポイントを解説しただけだけれど、リアルではペルソナさえ知らない方も多いだろうから、「勘」に頼ってないだろうか?
勘といっても経験則からだろうから、精度を疑う訳ではないけれど、勘でも言語化、文字化はしないといけないので、そこは見えるように、共有できるようにしておくべきだろう。
ペルソナはそれで良しとしても、実際この次の場所に関しては、もっと分かってないんじゃなかろうか?
少しでも露出を増やすためにと、チラシやパンフレットなどをまくって方法があるけれど、問題は、やはりペルソナのいる場所からどうか?だ。
リーフレットなどをカフェ、飲食店、アパレル、美容室なんかに置いてるところも多いけれど、そこにペルソナは来ているのだろうか?
仮に来ているのだとしても、手にとってもらえるのか?埋もれやしないか?
人は、「あ、これ自分のためのモノだ」と感じなければ、広告物を無視する。これはもう防衛本能的にシャットアウトするようにできている。
よって、有象無象の中に埋もれない工夫をしなければ、やる意味はない。
だから、ペルソナは大切だけど、場所を絞ることも重要だ。
最後は広告し続けることだけど、これも「アレは反応ないからあかん」と早々に諦める人がいる。
それでは何をしても「たまたま」を待っているのと同じだ。
なぜ反応がなかったのか?
ここを探らなければ、問題の原因が分からずに、解決至るはずがない。
ペルソナも場所も合っているのだとしたら、もしかしたらコピーが違ったのかも知れない。コピーを変えてもダメだったのなら、色合いかも知れない。色でないなら、画像か?特典か?価格か?と、ひとつひとつの疑問を潰して、可能性を探らない限り、反応のない理由など分かりようがないのだ。
だから、広告は出し続ける必要がある。
広告と言っても、ウェブ広告やチラシだけでなく、ブログで発信し続けるとか、SNSで発信し続けるとか、とにかくペルソナのいる場所で、露出の機会を増やし続ければいい。
闇雲にとか、他所もそうしてるとか、そんなことは関係ないのだ。
余分な経費をかけられるだけの資金力があるなら、それも結構だろうけど、そうでないなら、必要な分の全てを最大の効果を出してくれそうなところに投資した方が、レバレッジが利くのではなかろうか?
ちなみに、最近、マーケティングのことを書く機会が増えているのは、なんか古い記憶が刺激されて、当時の知識が色々と呼び起こされてるせいでもある。
膨大な知識を溜め込んでいたなぁと思うと、ある意味不憫にも思えるが、今こうしてネタに困らないのは未来への投資だったのかも知れない。
未来預金への貯金ってやつだ。
]]>