関ヶ原は言わずもがな、天下分け目の大合戦があった場所で、徳川家康が天下統一に王手をかけた大戦なので、家康に縁を感じるボクとしても捨ておきがたい地域やけど、今のところ観光する気にはなれない。
戦の詳細は知らないし、どれほど大きな戦いやったのかもあんまり知識はないけれど、関ヶ原が天下分け目の場所やったことは確か。
関東関西も関ヶ原の東と西って意味やと思うと、それほど重要なポイントやったわけで、、、
関ヶ原を車で走ることは初めてではない。
彦根にいた頃にも高速含めれば、何度も通ったし、下道でも1〜2回は通っている。
ただ、今回は知らない道を走った。
ナビの仰せのままではあったけれど、ボーッと運転してて、直進するつもりが、ナビが右折を案内するもんやから、慌てて曲がったら、そこは「戦国ロード」なんて銘打たれてる道やった。
にわかな歴史付きとしても、感慨深いなんて思ってた。小早川陣営跡とかって看板に「おぉー」とか胸も踊った。
が、眼前に広がる景色に、そんな胸の高鳴りは失せた。
一見、単なる山間の道。
やけど、今日は天候も相まって、うっすらと霧かがり、山の麓まで雲がかかっている。
この雰囲気は、、、そう、まるで左右の森林から雑兵か騎馬隊が現れそうな、、、アスファルトの車道が濃霧に覆われて、その先から舗装されていない山道に変わりそうな、そんな雰囲気やった。
ごめん、夕暮れ前とは言え、正直怖いんですけど、、、
リアル信長コンチェルトなんて想像したら、怖すぎるんですけど、、、
もちろん、架空、フィクションやけど、この雰囲気の中で、起こり得ないことが起こり得ると感じないやつがいるだろうか?
少なくとも、自分で言うのもなんだが、感受性豊かなボクにはこの雰囲気は荘厳、、、されど、畏怖すら覚えるほどの雰囲気だ。
あの霧の向こうから、安土桃山時代の誰かが出てきても違和感がないくらいの場所だ。
なんだ関ヶ原?
いや、ここにもいずれは来なくてはならないとは思う。
思うけれども、その時は、せめて晴天を選ぼう。
関ヶ原、、、恐れ入りました。
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