あなたの見込客はどんな人ですか?
この質問を投げかけると、「それちゃんと考えんとあかんねやけど」と返って来ることがある。
それはつまり、ターゲットを絞り込むことが大切だってことは知っているということだ。
だけどどうだろう、あなたはターゲットを絞り込むことがなぜ大切なのか?は知っているだろうか?
その理由はひとつではないが、大きな理由は、ブレないためだ。
ビジネスをしていると、これをしよう!あれもしよう!それはどうだ?みたいなことが起こりやすいんだけど、それら一つひとつが本当に適しているかどうか、さらには、そもそもやるべきかどうかの判断を間違える。
これは広告にも当てはまる。
60才以上で定年退職をしていて、日がなテレビばかり見ている男性がターゲットだとした場合、いくら安価でターゲティングに優れているからと言っても、Instagramに広告を出すのは良くない。
この場合、広告を出すべきは折込やテレビCMだろう。
このようにターゲットを絞り込むことは広告においても重要だ。
あなたの売っているものは、誰にとって本当に必要な商品なのか?
その人を知ることで、あなたは商品の魅力をより的確に伝えることもできる。
ブレないことと同様に大切なことに、伝わるかどうかもある。
「たくさん売りたい」という雑念の上に作られたメッセージは、誰にも届かないメッセージになる。
商売をしている方に朗報です!なんてチラシが入っていても、「なになに?」と読む人は、ぼくのような広告の作り手ぐらいのもんだろう。まぁ、それも興味本位(リサーチの一環)だけど。
誰かに伝わるメッセージというのは、その人に向けて作られたメッセージだ。
つまり、あなたに向けて書いているから、あなたは読む。ということを理解しないといけない。
広告やチラシを作る時には「友だちに伝える」くらいに相手のことを理解して伝えられるようにしなければいけない。
まぁ、なんとも奥が深いけれど、その為にも見込客はハッキリとさせておくべきだろう。