お客さまの声を聞くのは、客視点が欲しいからで、客視点が欲しいのは、マーケットインでメッセージを発したいからに過ぎない。
そもそも商品は作品であってもの良いとは思っている。
ただ、作品であっても、そこには相手にちゃんと伝わるようなメッセージがないと、誰にも届かないってことが言いたい。
だけど、自分を否定するようだけど、客視点に立たずとも共感を生み、相手に届ける方法はある。
だから、僕は常日頃からそのことも考えている。
メディアによってメッセージをダイレクトに伝えるのか、別の強力な方法を使うのかは異なるからだ。
ただ、異なるのは、必ずではないのかも知れない。
まだ僕の中で整理できてないから、上手く表現する方法が見つかってないだけで、組み立てさえできれば、どこにでも使えるのかも。
ところでどんな方法なら、客視点になくとも相手に届くだろう?
その答えを教える前に、あるエピソードを聞いて欲しい。
「1100万円で売っていた家を1800万円で売りたいと言ったら、不動産屋はムリだと笑った。だけど、いざ1800万円で売りに出してみると、、、」
ある日、私は不動産屋サイトで見つけた物件に心を躍らせました。この物件が欲しい!と思い、衝動にもにた勢いで、貯金をはたいて買うことにしました。
旦那にも頭悪いのか?とバカにされ、息子たちもバカにしていました。
それもそのはずです。
買った家に住む訳でもないのに、勢いで買ったのですから。
ですが、本当は勢いで買った訳ではありませんでした。実は、、、
はい、エピソードはここまで。
全く意味が分からなかったと思うけれど、これは実話だ。
冒頭のヘッドライン(吹き出し部分)で書いてるようなことをした女性の秘密を教える感じで書いてみた。
さて、この話の続きを聴きたいとあなたは思っただろうか?
もし思ったのなら、あなたは既に僕が伝えたかった答えに影響されている。
そもそも、なぜあなたはブログの途中に出てきたエピソードを読み、さらには続きまで読みたいなどと思ってしまったのだろう?
僕には面白く書ける文才がある訳でもない。
それでも読んだのには理由がある。
それは、あれが「物語」だからだ。
多くの人は、幼少期から物語に触れて育ってきている。絵本、漫画、アニメ、小説、映画、ドラマなど全部物語だから観るし、物語だから続きが気になる。
物語だから共感するし、応援するし、感情も揺さぶられる。
そう、物語なら客視点なんて関係なく、誰かに伝わるメッセージになるのだ。
だから、僕はずっと物語を考えている。
作話じゃない。
実話を物語調にできないか?ってことを考えている。
そして、これが出来たら、広告でもSNSでもレターでも、それらを発信し続けることで、触れた多くの人を物語に引き込める。
それこそが、マーケターとして最高の作品になるんじゃないだろうか。
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