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物語を語るモノ

ボクがはじめて読んだ小説はなんだっただろう。不思議の国のアリスだっただろうか。それともオズの魔法使いだったか。

別に読書が好きな子どもではなかったけど、文字を読んで、頭の中で、物語を想像するという世界は、昔から嫌いじゃなかった。

漫画を書き始めたのは、小学校四年生の頃だったか。それ以来、高校を卒業するまで、漫画を書いていた。だけど、頭の中で想像できることの半分も描けなかった。小説も書いてたけど、似たようなもの。語彙力がなかったんだろうと思う。

だけど、自分の頭の中にあるイメージを目に見えるカタチに落とし込むって行為は、ボクにとっては時間を忘れるほどに楽しかった。漫画でも小説でも、どちらも楽しかったけど、今思えば、きっと小説の方が楽しかったんじゃないだろうか?

音楽をはじめて、作詞作曲をするようになって、今でも作詞作曲はしてるんだけど、作詞も似たようなものだ。頭の中にあるイメージをメロディと共に言葉にする。それは、ワンフレーズがふと降りてきたり、メロディに合わせて歌詞が浮かんだりと、曲によって様々だけど、やはり思考の言語化は楽しい。

ブログも同じだろう。頭の中に浮かぶ言葉をそのまま打ち続けている。だから、ウソがない文章が書ける。時折指は止まるし、読み返すこともあるけれど、基本的には思考直通で言語化している。

小説といえば、26歳くらいの頃に恋愛小説を書いたことがあった。

最近読み返したんだけど、手直ししたい部分は多いが、話的には面白かった。ただ、ボク以外の読者が情景を思い浮かべられるほどの語彙力はないなぁと、書くことが好きで、得意やとは思うけれど、そこはやはり小説向きではないのだろう。

そんなボクなんだけれど、これから小説風に書きたいことがあって、それをこの後から書いていこうかなと思う。

小説メインで書くには、小説の労力はでかいから、合間合間に通常ブログも挟むだろうけど、ちょっと久しぶりに物語を綴ろうと思う。

この物語は、ボクが生きている限り終わりはないんだけれど、ちょこちょこ書いていくので、楽しみにしてもらえたら嬉しい。

さて、ではちょっとストーリーテーラーモードに切り替えて、小説書いてくる。いや、このブログに投稿するんだけれどね。

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