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先生と生徒

パソコン教室やギター教室をしていると、優秀やなぁと思える生徒のパターンというか、心構えみたいなのがわかって来る。

ボクは、生徒さんに連絡することがない。次回の予約をその場で決めないのであれば、後は生徒さん任せだ。

なので、自然消滅も多い。

そこからして、やる気あるのかないのかの篩にかけられるわけだから、指導する方としては楽なわけだ。

なぜなら、向上心がない生徒に教えても、上達や成長が著しく遅いからだ。

その点、予約してくれる生徒さんは、やはり成長が明らかに見て取れる。

例えば、課題というか、練習方法というか、そういったモノを次回までにちゃんと取り組んでるギター教室の生徒さんなんかは、次回の時にはカタチになりつつある。

別にそこでは30点でもいい。その30点の中に、努力が見えるから、それでいいのだ。こちらとしては、すこぶる嬉しい。

そうなると、教え甲斐も感じるから、教えたくもなるわけだ。

つまり、優秀と感じる生徒は、言われたことを誠実にこなす生徒である。

だけど、言われたことだけやってても意味がない。

実は、さらにここに加えて、意欲的でなくてはならない。意欲的と言うのは、興味を持つということだ。探究心があるということだ。

そうなると、自分がやっていることに対して疑問をもったり、新しいことに挑戦したくなったりする。常にアンテナも張り出すから、これってどうしたらイイのか?とかも自分で考え出したりする。

探究心、これが一番大切かも知れない。

パソコン教室の生徒さんは、毎度毎度、疑問なんかをメモされていて、その姿勢には感服してしまう。先生冥利に尽きる。

欲を言えば、自分で解決策まで調べると良いのだけれど、まぁ、それをされたらこちらの立つ瀬もなくなるから、疑問程度に残してもらえたら、それが生徒のカタチとしては理想かも知れない。

なんにしても、学びたいという意欲がなければ、教室は成立しないので、そういう生徒と一人でも多く巡り会いたいものだ。

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