年齢のせいではないんだろうけど、今日は思わず涙が溢れた。
というのも、お家の価値向上プロジェクトでご依頼いただいているクライアントの話に心打たれたからだ。
詳しくは書けないが、不動産屋との交渉でクライアントのご家族であるお母様が「想い」を必死で伝えられたことで、不動産屋がこのプロジェクトの意図を理解され、納得したという。
本当は、その席にリモートで僕が参加する予定だった。それは、もちろんサポートの一部でもあり、僕からクライアントやご家族の想いを聞くことで、不動産屋へ想いを伝えようと考えていたんだけど、それをお母様がご自身でやられたと。
しかも、なぜそうされたのかというと、、、
先日、僕たちがプロジェクトのチームで神奈川のご自宅にお伺いした際、実際にお話をさせてもらった感覚や室内を撮影していた姿、その時の雰囲気などで、お母様の心が動いたらしく、僕たちの想いに応えたいと思っていただけたこと、そして、何より家の売買に関してはお母様から娘さんに一任されていたんだけど、そのことが負担になっているように察し、「ここで話をまとめないと娘に余計に負担がかかる」と感じてのことだったそうだ。
実は、その点は僕たちも感じていて、娘さんの負担をどこまでこちらがサポートできるかって点については遠距離ということもあったので深慮していたところだった。
近ければ、何度でも足を運べばサポートの幅も広げられるが、距離が離れると、ある程度はお願いすることも増えるので、そこがプロジェクトのネックでもあったからだ。
だけど、やっぱり人の「想い」ってのは、回り回って届くものだなとも感じられた。
不動産屋との交渉が終わった後で、15分程度お話を聴かせていただけたんだけど、ずっと僕は泣きかけだったw
僕も「すべて娘に任せます」という言葉を信じていたし、まさかお母様がそこまでしてくださるとは考えていなかったからだ。なので、画面越しにお母様の顔を拝見した時には、涙が溢れてしまった。
なんなら、「よかったですねぇ〜」と大泣きしそうだったけど、そこはグッとこらえた。一応、画面越しにも伝わるだろうから「僕は今、感動してうるうるしてます」とだけは伝えたけれど。
いずれにしてもだ。
この「お家の価値向上プロジェクト」ってのは、単純に家を高く売るって話ではないと改めて感じることができた。
自分たちが長いこと住んできた家には、家族それぞれにそれぞれの想いがある。
その想いと向き合うことで、家のことをより深く愛することもできるキッカケにもなるし、家族とも改めて向き合うキッカケにもなる。
それが家本来の価値だと思うから、このプロジェクトを始めたわけだけど、本当にそうなんだと心から思うことができた。
家は愛情を注いだ分だけ、魅力的になる。これは間違いないし、その魅力こそがその家を探している人に伝わるものになると思う。
ほんま、想いが純粋に伝わるのって素敵過ぎる。。。