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あなたは何を思う?

SORAって店がある。

オーダーメイドで指輪を作ってくれるお店だ。

昨年、そこの指輪がとてもキレイでステキだと女神ちゃんから教えてもらい、いつかそこの指輪を贈ろうと思っていたんだけど、、、

指輪を贈るとなると、それもオーダーメイドってなると、価格もそれなりになるから、いつになることかと半ばいつか叶うであろう夢みたいな感覚でいた。

そんな中、女神ちゃんの用事で東京へ行く機会が出来たから、せっかくならSORAにオーダーメイドの相談に行ってみようってことになった。

と言うのも、2人のイメージを具現化すもの、2人の想いを込めるもの、それがSORAのオーダーメイドリングだからだった。

多少は絵心がある僕も、考えようとしたものの、指輪はなんぞ描いたこともないし、デザインなんて無知だから、何も思い浮かばなかった。

だったら、プロに任せばえぇやん。ってことで、赴く運びとなったわけだ。

ってことで、昨日の15:30に予約通り訪店。

個室に通されて、そこから担当と打ち合わせ。

2人の馴れ初めやら、想いやら、聞かれたことにただ素直に答えた。

事前に何も考えず、ただ聞かれた質問に対して、浮かんだ言葉をひとつひとつ丁寧に伝えた。

頭の中でも何も思い描かず、ただ想いを伝えるという作業だから、脳に負荷がかかることもなく、ツラツラと喋る。

担当さんからのアイデアに対して、こちらのアイデアも加えながら、気付けばデザインが固まっていった。

僕と女神ちゃん、2人の想いなんて誰かに話すことは、今後もないだろう。

別に惚気てる訳でもない、ただただ純粋な想いを聞いてくれる人なんていない。

正直、何を伝えたのか?なんてことは逐一覚えていないけれど、今自分の中にある想いは粗方伝えられたんじゃないかと思う。

僕はかれこれ200日以上、女神ちゃんに毎日一枚の手紙を書いている。その時には常に女神ちゃんを浮かべ、他愛もないことや、想いを書いている。

だから、こころの中に想いが溜まってるわけではない。

そんな状態だったから、出てくる言葉には飾り気も恣意もない。

ただただピュアなこころの声だ。

帰り道、互いに幸せな想いに包まれながら帰った。

毎日毎日、互いを大切にだけ想いながら過ごし、蓄積された今の想いに包まれながら帰った。

それはシンプルなものだ。

ムダもないし、不足もない。

誰かを大切に愛するってのは、求めるものもなく、不満もない、とても自然な状態。

愛されたいとかもない。

本当に、いつもそこにあるものだと思う。

その大切さに気付けるだけの自分であるか?

まずは、そこから。

気付いたからって終わりじゃないけどね。

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