「マーケティングとは、あなたとお客さまとの関係性を深める方法」
これを僕はマーケティングと定義している。
なぜなら、マーケティングの父と呼ばれるピータードラッカーは「マーケティングは販売を不要にする」と定義し、マーケティング業界では「教育」と定義しているからだ。
この3つは違う言葉ではあるけれど、同じことを言っている。
だけど、これはあくまでも定義でしかない。
具体的にどうすれば良いのか?ってことは何も述べていないし、例えばウェブ広告だとか、LPだとか、ニュースレターだとか、、、そんなもろもろのマーケティングツール、これらは具体的ではあるけれど、あくまでも戦術でしかない。
これらを誰に対して、どこで、どのタイミングで、何のために、どのように使えばいいのかという戦略がなければ、実はツールをいくら知ってても意味はない。
だから、マーケティングとは何か?という答えを定義だけで理解した気になるのは危ういってことだ。
戦略としてのマーケティングというのを理解しても、結局ツールがなければ使えない。
戦略は戦術を効果的に使うために必要なモノだし、戦略や戦術が何のためにあるのかを理解するために必要なのが定義だ。そして、戦術が実際に最前で使われるものだから、戦術がなければ、効果は得られない。
つまり、基盤に定義があり、その上に戦略があり、多数の戦術がある。
今回はその戦略について、簡単に書く。
そもそも戦略って何か?というと、それはシステムのことだ。
いや、システムと言うと余計にややこしいな。
仕組みのことをシステムと言うんだけれど、これも抽象的だから、これを具体的に言うならば、マーケティングのシステムとは、「方程式」になる。
方程式となれば、イメージもしやすいだろう。
ただ、方程式って言葉をビジネスで使うと、魔法の式みたいなイメージを与えてしまいかねないから、間違わないでほしいんだけど、これを知っても戦術や定義をしっかりと深く理解しなければ、何の役にも立たないってことは知っておいていただきたい。
って事で、その方程式って何か?ってことだけど、これはビジネスによって色々あるらしい。
らしいなんて書きたくないけれど、僕もそんなにたくさんの種類のビジネスは知らないからなんとも言えないのが実情だ。
とりあえず、有名なものと言えば、
売上=客数×単価×頻度
となる。
あなたのビジネスで、これらの数値を出してみて、毎月や毎週、どのように変化してるのかを測定し、弱い部分を戦術を駆使して強化していく。
ただ、これはインターネットを使い出すと変わったりする。
そして、これからはネットからの集客も増えていくから、こっちも紹介しておく。
売上=リード×CV×LTV
が、ネットを使う場合に、よく使われる方程式。
言葉が横文字でややこしいんだけど、リードは見込客で、CVはコンバージョンで、成約率、LTVはライフタイムバリューで、生涯売上高となる。
CVと言うのは、例えば見込客の内、購入した人がどれだけいるのか?ってこと。
LTVは、顧客一人当たりがその期間にもたらした売上高。
この方程式は、例えば一週間とか毎月見る数字だから、その期間ごとに測定することで、改善点が分かる。(さっきも書いた通り)
と言った具合に、マーケティングには、方程式があるし、またそれは一つでもない。
どれを指標にすべきかはビジネスでも変わるし、オンラインかオフラインでも変わる。
何をCVにするのか?とかも、もちろん変わる。
そんなわけで、マーケティングってのは、闇雲にするものでもなく、実はシステム的に使えるものだったりする。
これ、システム的ってのは、意外と重要で、システム的ってことは再現性があると言う事。
つまり、一回作れば、改善は必要だけど、何度でも繰り返し使えるということだ。
ってことで、長くなったので、今日はこの辺で。
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