昔、ある人に言われて、とても納得した言葉がある。
あるプロジェクトに関わった時の話で、初期の段階からどれくらい利益があり、どう分配するかってことを伝えられた。
いかほどだったかまでは覚えていないけれど、「そんなにいただいていいんですか?」と思ったことは覚えている。そんな僕に対してその人が言ったのだ。
「対価としてのお金は、その人のやる気に直結するのでもらってください」
渡すお金が多ければ人は喜んで働くし、少なければ気持ちよく働いてはくれない。
お金ってのは道具だから、使い方次第で相手の心も動かせるし、それが結果にもつながるってことだ。
なるほどなぁと思った。
対価として十分な金額を提示出来なかったり、安請け合いすると自分で自分のモチベーションを下げてるってことだ。確かに、気持ちよく働くことはできない。
お金=価値ってことではないけど、もらえる金額が少ないとそんな風に思えてしまうものだ。
だから、出せる範囲、許せる範囲のお金は相手のために使うべきなのだ。
そこを渋れば、相手も能力を十分に発揮できないし、こちらも言いたいことも言えないそんな世の中になってしまう。
お金は道具に過ぎないけれど、その力が絶大だ。
だから、より多くの人が幸せになれる結果のために使うべきなんだな。
僕はそのような使い方を心がけていきたい。